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リクエストにつきまして(この記事は常にトップに表示されます)

(2015年11月29日 追記)
※現在 リクエストは承っておりません。
 頂いたリクエストは、必ず全て消化し、アップさせていただきます。
 更新が大変に遅れ、折角リクエストを下さった方々をがっかりさせてしまい、大変申し訳ございません。
 どうか気長にお待ち下さいますよう、深くお願い申し上げます。


【現在のリクエスト状況】

①たくや様よりお受けしております(王子様の教室 更新中)
②HHH様よりお受けしております
③MY様よりお受けしております
④ゆめ様よりお受けしております
⑤マナ様よりお受けしております

ごあいさつ


ももさゆです

このブログの更新は、何度も滞っては再開し、滞っては再開しを繰り返しております。
またかよこの女……と思われること請け合いです……
大変申し訳ございません。

今回は、リクエストを募集しておきながら、消化をせず更新を滞らせてしまいましたことをお詫び申し上げます。
特に、一番最初に頂いたリクエストは完結させないまま数ヶ月を経過させてしまいました。
期待して下さった皆様、そして、なによりも、リクエストを下さいました皆様、
大変申し訳ございませんでした。

頂いたリクエストは必ず消化させていただきます。
どうか、あたたかく見守って下さいますようよろしくお願いいたします。

記事の更新が滞りがちな事を、重ねてお詫び申し上げます。


ももさゆ

王子様の教室(2)  たくや様よりリクエスト

(2:濡れ衣)



 敦也は自分の出席番号と氏名しか書かれていない原稿用紙を課題回収箱に提出してからずっと、ぼんやりと高崎の事を考えていた。昨日あんなに手酷くおしりを打たれて、あまつさえクラスメートに視姦までされたにもかかわらず出席している。つんとした唇で、つまらなそうな顔をして。
 朝のHRでひととおり課題を確認した三間坂先生は、ちらりと敦也をみただけでそのときは何も言わなかったが、彼女の授業の後、ひっそりと呼び出された。

「神崎君、課題のことなんだけどね」
「はい」
「あなた、出席番号と氏名以外、何も書いていなかったけれど、これについて何か言いたいことはある?」
「……感想を書いてこい、という課題でした。俺、何にも感想が無かったんです」

 そう言うと、三間坂先生はちょっと驚いたように眉を上げ、なるほどね、とだけ小さく呟く。
 てっきりお小言を頂戴するかと思ったがそれっきりだった。
 嵐の前の静けさ、といったような感じで、事実、それは的中するのだった。





 パンツが無い! と小さい声で悲鳴をあげたのは、このクラスの委員長を務める田村かなえだ。明るい茶色の髪をきちんとショートに整えて、背も高く、すらりとしている。特に成績が良いわけでは無いが、スポーツが良くできる、明るい少女だ。高崎はこの田村の事が好きでも嫌いでも無かったが、田村は高崎のことを避けているようだった。
 プールの授業の時、女子は教室で、男子は更衣室で着替える。このプール授業は男子の週、女子の週、と別れていて、今頃男子達は体育館でバスケでもしているはずだ。

「わ、私のパンツ、無くなっちゃってるの……。絶対、この袋に入れたのに」
「ええ…っ」

 ひそひそと女子達が話しているのが聞こえる。
 こうなると女の子というのは長くて、みんな着替えも途中だというのに、やれ気持ち悪いだの、先生に言わなきゃだの、すっかり着替え終わって自分の席にいる高崎は他人事だった。
 そうしている内に教室の外から男子達の声が聞こえ、女子達は理不尽に切れ気味の声で「ちょっと待って!」と叫ぶ。

「ちょっと高崎さん、着替え終わってるなら男子達に言ってよ。下着無くなったって」
「……」
「ねえ聞いてんの?」

 名前も知らないブスが偉ぶって言ってきた。
 高崎はここで何かまた面倒くさい火種を作っても嫌だと思い、返事はしない代わりに行動で示す。配慮も遠慮も無しに大きく教室のドアを開けて廊下に出て行ってやると、女子達の悲鳴が背中に突き刺さった。





 高崎が言うには、委員長の下着が無くなっていて、女子達は男子達を疑っているとのことだった。勿論心当たりなど微塵も無い敦也は、へえ、くらいにしか思わなかったのだが、教室は結構騒然としている。
 大谷が呼んできた三間坂先生は既に鬼の形相で、教卓を叩き割りかねない勢いでバン!と叩いた。
 田村はしくしくとべそをかいていて、周りの席の女の子達が気の毒そうに見守っている。
 下着なんか盗って何が楽しいんだ、可哀想に、と、敦也はべそをかく田村の細い背中を見て心底同情した。

「とりあえず、全員の荷物を確認します。」

 みんな口にこそ出さなかったが、ええっ、と思ったに違いない。
 明らかに表情が曇る連中が女子にも男子にもいた。多分、持ち込み禁止の物でも持ってきてるのだろう。特に心当たりも何も無い敦也は、面倒くさいなあ、とだけ思う。
 なにより、鬼も裸足で逃げ出すような顔になっている三間坂先生に気圧されたのもある。

「みんな、鞄と、机の中の物を全部出しなさい。ロッカーは後で確認します。全員席を立たないこと。」

 一言一言、怒りを込めて言う先生は異常とすら言える。

「下着泥棒なんて、先生は絶対に許しません。もしもこの教室に犯人が居たら、この鞭で懲らしめます」

 彼女が握りしめているのは、こたつのコードを束ねた仰々しい鞭だった。あれを振り下ろされたら痛い。
 教室のみんな、特に高崎はことさら怯えた表情でその鞭に視線を集中している。先生は手のひらにぱし、ぱし、と鞭を叩きつけながら黒板の前で仁王立ちをした。
(あんなもんどこから持ってきたんだ、おっかないな。)
 敦也がそんなぼんやりとしたことを考えていた、その時だった。

「あっ!」

 隣の大谷が鋭い声を上げ、教室中の視線が『敦也に』集まる。
 敦也自身も、ぽかんとして、大谷が敦也の机からさっと取り出した布きれを見上げていた。

 白地に青いリボンがついた、女性用のショーツだ。

 キャーーーッ! なんて凄まじい悲鳴が田村から発せられ、それにつられて周りの女子達も叫び声をあげる。教室のそこかしこから悲鳴が聞こえ、その中心にいる敦也だけがとにかく冷静だった。何が起こっているのかわからない。ショーツを持って、自分のことを見下ろしてくる大谷の顔が大げさだな、とは思った。
 
「神崎君……!」
「は」
「やっぱり、神崎君だった!」

 田村がこちらを指さして叫び続ける。

「告白されたの、断ったからって! ひどいよ!」
「はぁ?! おい、あんた何言って……!」
「わあぁああっ!!! うわああああん!!!」

 ダメだ話にならない。
 思わず立ち上がった敦也の体格に驚いたのか、田村は両耳を押さえて縮こまる。周りの取り巻きの女子達が、信じられないといった強烈な非難の視線で射貫いた。
 告白も、ショーツも、何一つ心当たりが無い。
 呆然と立ち尽くす敦也に、大谷が言う。

「神崎君、さっき、体育の時、出て行ったのは何だったんだよ……?!」

 その一言で、困惑した表情だった男子達の顔にさっと緊張が走った。
 確かに敦也は先ほどの体育の時間、途中で一旦抜けだした。だが、それは……

「あれは……痛ってぇ!!」

 突然左耳を強く引っ張られ、悲鳴をあげた敦也の視線の先には冷たい眼差しの三間坂先生が居た。ひやりと心臓が竦む。美しい顔に表情はなく、ただひたすらひんやりとした硬い眦で敦也の事を見つめていた。
 そのまま何も言わずぐいっと耳を引っ張って、敦也を黒板の前に連れて行く。
 
「先生! っと、待って、ちゃんと聞いて下さい!」

「何も聞くことなんか無いわ!!!」

 ばーんっ!! と、凄まじい勢いで教卓が叩かれた。
 教室が水を打ったように静まる……。


「今から下着泥棒にお仕置きをします。神崎君、ズボンとパンツを脱いで、おしりを突き出しなさい」
「は……?」

 ぱあん!「っ!」

 鋭い平手打ちが敦也の頬に飛んだ。
 視界が一瞬くらつく程の強烈なビンタに、敦也が蓋をしている記憶に揺さぶりがかかる。
(やめてくれ、やめて……)
 
 ばしっ!

 もう一発鋭く叩かれ、敦也は自分の頭の奥から寒くなるのを感じた。
 動きが取れず棒立ちになっていると、相当苛立ったのか、三間坂先生が敦也のズボンに手をかけ、ボクサーパンツと合わせて一息にずり下ろす。

 露わになった敦也の萎縮した下半身に、クラスメート達が悲鳴をあげる。
 その悲鳴で我に返った敦也は、慌ててズボンをはこうとしてつまずき、無様に倒れ込んだ。
 丁度、三間坂先生に尻を突き出す形になる。
 ちょっと待ってくれ、なんだこれ、なんだ……。体が縮こまる。寒い。
 
 血の気が引いて、真っ白になった敦也の引き締まった尻に、勢いよく鞭が振り下ろされる。

 バシイイッ!!「っう!!」
 
「お仕置きに丁度良い格好ね。みんな、こっちに集まりなさい」
「ちょっ……と、待って、って……」
「黙りなさい!」

バシッ! バシッ! バシイッ!バシンッ!!! 
「ああああああアーーーーっ!!! ああ、っぐうーーーっ…!」

 こたつコードの太くねじられた質感が立て続けに敦也の尻を縦横無尽に打ち、あっという間に赤くミミズ腫れが残る。
敦也はなんとか立ち上がろうとしたが、クラスメート達の視線が一気に集まっていることに気がつき目眩がした。

 今自分の格好を、女子も見ている。
 
「……あーあ」
 という小さな笑い声と同時に、『撮られている』気配を感じた。
 誰だ、と視線をさまよわせ、たどり着いたのは、高崎だった。
 軽やかな絶望が心臓に走り、凄まじい羞恥心が敦也を苛む。
 立ち上がろうとしたところで、背中にずっしりと重みを感じた。

「っ?!」

「ほら、みんな、ちゃんと押さえつけておかないと。この下着泥棒、暴れたら大変だわ!」

 四つん這いになった敦也の背中に、男子か女子か分からないが、二人くらいが乗っている。これではいくら何でも咄嗟には立ち上がれない。無理に立てないことも無いが、背中にいる誰かに怪我をさせてしまう。
 
「みんな! これから下着泥棒に100叩きをしますから、みんな大きな声で、しっかり数を数えてあげましょう!」
「……あんた、何言って……」
「ひとーつっ!!!」

 ばしいいいいんっ! 「ぎゃああっ!」

「ふたーつっ!!!」

 びしいいいいっ!  「ぅぎゃあああああっ!!!」

 
 三間坂先生の腕力に任せて振るわれる特製の鞭が、敦也の尻の同じ所を何度も打った。うっすらと血が滲んでいるが、敦也には分からない。しかし、彼の背中に乗っている、『大谷と田村』からはその様子がよく見えた。
 勿論、ぶうんっ、と腕をしならせて、敦也の尻を打ちまくる三間坂先生からも。

 
バシッ! バシッ! バシッ! バシッ! 「うぐぅうーっ……」

 敦也は、ともすれば泣き出しそうになるのを必死にこらえて、口を引き結ぶ。
 その態度が気にくわなかったのか、三間坂先生は更に強い力で敦也を叩いた。

 バチイイン!!!!! (……母さん、やめて!)

「母さん! ごめんなさいっ!!」

 えっ? とクラスメート達が困惑したのが空気で分かった。
 しまった。
 だが、もう敦也が必死で封じ込んでいた記憶の蓋は開いてしまった。





 敦也の母はそれは厳しい母親だった。
 少し病の香りがするほど、度を過ぎていたとも言えた。
  
 確かその日、敦也は転んで膝をすりむいてしまった女の子をおんぶして、その子の家まで送ってやったのだとおもう。
 門限は夕方の四時で、それを過ぎるとおしりを打たれるというのが決まりだった。
 その約束事は、小学六年生には少し窮屈だったが、敦也は母親に心配をかけるのは嫌だったので律儀に守っていたように思う。
 ただ、その日、女の子があまりにも辛そうで、気持ちの優しい敦也はどうしても放っておくことが出来なかったのだ。

 家に着いたのは五時を少しまわった頃だった。

 母親は家の前で仁王立ちをして、敦也を待っていた。
 夕日が彼女の背中の向こうで沈んでいって、影になった母親の顔は、瞳だけが怒りにきらきらと青く燃えていたように思う。本当に、あの人は自分のお母さんだろうか、と、足が止まってしまった敦也に駆け寄って、引きずるようにして庭へ連れていく彼女が強く握りしめていたのは、藤で出来た布団叩きだった。

 敦也は縁側に手を付かされて、おしりが丸出しになる格好をとらされた。

 約束を守れないような子はおかあさんの子じゃない。
 そんな子は、おしりを沢山打って良い子にしないといけない。

 ピシイイッ! ピシイイッ! ピシイイッ!
 




「ひぃああああっ!!! あ、あーっ!!! 痛いーーーッ!!!」

 ビシイイッ! ビシイイッ! ビシイイッ!

「ごめんなさい! お母さん! ごめんなさい!!!」

 あの頃よりもずっと背が伸び、体つきも男らしくなり、声も低くなり、たくさんの人に頼られる敦也だったが、吹き出した恐ろしい記憶は彼をすっかり小学生に戻してしまった。
 大きな図体で、泣き叫ぶ滑稽な姿を、クラスメート達は肩をふるわせて笑っている。

「お母様も悲しんでるでしょうね! 息子がこんなに情けないことをするなんて!」
「うぁああああ……!!!」
「先生が、お母様の分もしっかりお仕置きをしますからね!」

 バヂンッ!!!
 バヂンンンッッッ!!

「いぎゃあああああああッ!」

 



 敦也が解放されたのは、尻の肉が裂けて太ももまで血が滴り、終業ベルが鳴った頃だった。
 クラスメート達はお祭り騒ぎに疲れたのか早々に帰宅し、敦也も、反省文10枚を言い渡されて解放されたが、二時間近く受けた罰に体が言うことを聞かず、結局、教室を出たのは18時過ぎになった。

 迎えに来ていた父親は、三間坂先生から事情を聞いたのか怒りの表情で敦也を車に乗せ、一言も口を利かず、車を運転する。その後ろ姿に、今日あったことを話そうとして、出来なかった。

 ただ、心の底からこんこんと湧き上がる静かな怒りをコントロールすることで精一杯だったからだ。



(つづく)
 

王子様の教室(1) たくや様よりリクエスト

(1:浮いている少女)


 神崎敦也が私立J高校に転校したのは、丁度進路が別れ出す高校二年生の夏前だった。
 もともと不仲であった両親が離婚するのは分かっていたが、まさかこんな中途半端な時期だとは。上背の敦也は、急ごしらえの少し窮屈な指定シャツに腕を通しながらため息をつく。
 元々彼は、スポーツにおいても勉学においても大変優秀で、人望もあった。以前在籍していた高校では、生徒会長を務める話も出ていたが、両親の都合は強引だった。あまりそういった立場に興味の無い敦也はどこかでほっとした反面、自分との別れを泣いて惜しんでくれるたくさんの友人達に今でも申し訳ない。
 必ずまた遊ぼう、と言ってくれた友人達だが、遊びに行くにはあまりにも遠すぎた。
 敦也が進学したのは、父方の実家にある進学校だったからだ。
 今まで経験してた夏とは比べものにならないほど寒い。
 寒く、それなりの都市なのに、何故かとても寂しいような、そんな場所にある学校だった。



 本人に自覚こそないが、敦也はあっというまにクラスに馴染んでいた。
 その飛び抜けた成績の良さと、年齢の割には少し大人っぽい優しい雰囲気、凜々しい顔立ちに、クラスメート達は一目置いていた。特に、女の子達は都会からやってきたその少年に対し、やや熱狂的とも言えるほどあこがれを抱く子もいた。男の子達はスポーツが良くでき、明朗で腕っ節も強そうな彼に、ほんのちょっとの畏怖と、親しみを込めて「あっくん」とすぐにあだ名を付けている。
 新しい環境の変化を、敦也はそれなりに滑らかに受け入れていた。
 ただ一つの「異常」以外は。

(また高崎さんか)

 四限目、土曜の授業最後のチャイムが鳴って少し経つが、まだ英語の授業は開始されていない。
 黒板の前で、背の高い女教師と、腕も腰も細い、白くて小さな少女がにらみ合っている。
 女教師の方はこのクラスの担任の三間坂先生で、見事なスタイルの三十路。何か格闘技をならっているんだか、そこの道場の娘なんだかは知らないが、とにかく、男子生徒が正面からかかっても勝てないよ、とラグビー部の小野田が肩をすくめていたのが印象に残っている。
 少女の方はこのクラスの子で、高崎という。下の名前は知らない。背中にかかるくらいの綺麗な黒髪、綺麗な肌、きつめの大きな瞳に長い睫毛、ちょこんとした可愛い女の子だ。ただ、このクラスでは浮いている。ちょっと不良じみたところがあり、スカートも随分短い。いつも大きなセーターを着ていて、教室の隅っこの席でぼんやり外を眺めている。
 この二人のこの構図を見るのは、転校してきて間もないが、3回目だった。

 ばんっ、と三間坂先生が教卓を叩きつける。
 大きな音に、クラスがいっそう静まり返り、肩をふるわせる子も居た。
 高崎さんもそうだ。
 強がって睨みあげてはいるが、明らかに怯えている。

「高崎さん、あなた、いい加減にしなさい。遅刻するのは何回目なの?!」
 
 ヒステリックな叫びに対して、高崎さんが小さな唇を開いた。

「……私の教科書が、あんたの授業の前になると全部消えるのよ」

 まーたはじまった、とすぐ隣で呆れ果てた声がする。
 敦也は、ちら、と目だけで隣の席を見た。
 中性的な……というより、どちらかといえば女性的な横顔に髪質、テレビによく出ている、なんとかというアイドルよりもずっと整った顔に、華奢な体つきと白い肌。自分と同じ性別だとは最初信じられなかったが、今隣にいる、このクラスの副委員長を務める大谷遥だった。
 彼はこのクラスの「王子様」だ、と、女子生徒から聞いた。
 確かにそのルックスも、頭の良さも、その表現に相応しい。
 ただ、なんとなく、敦也は好きになれないな、と思う。
 なんだか、その潤んだ瞳の奥に濁って固まってひんやりと潜んでいる闇のような何かを感じてならない。
 あまり理論的ではないが、とにかく、そういう嫌な何かがあった。しかしこの教室での大谷の扱いは奇妙なほど丁寧だ。彼が黒といえば白だって黒になり、彼が誰かを無視すれば、みんなが無視をするような。
 そして、高崎さんは、この大谷に何かしら目を付けられているのだと言うことを、敦也はうっすら感じている。

「三間坂先生、高崎さんは全然反省出来ていないし、みんなに迷惑をかけているという自覚も無いと思います」

 嫌にはっきり言うなぁ。敦也は少し胸の辺りがもやつく。

「私もそう思います」
「高崎さんは迷惑です」
「授業を受ける気は無いと思いまーす」

 続けていくつかの声が投げかけられ、高崎さんが頬を染めてうつむいてしまった。
 三間坂先生は一通りそれらの意見をだまって聞いたあと、厚い手のひらを軽くあげて教室を黙らせる。

「高崎さん、あなたは、このクラスにとって迷惑だということがよく分かったでしょう」
「……でも、ほんとに……」
「言い訳は聞かないわ。今日は本当に厳しいお仕置きを、ここでします」
「……っ!」

 高崎さんの細い腕をぎゅっとつかみ、女教師は宣言した。
「そこに手をつけて、おしりを突き出しなさい。いつもお仕置き部屋でしている格好とは別よ。もっと! ほら、早くしなさい! 聞き分けのない子は、平手ではお仕置きしませんからね!」
 
 敦也はここで、えっ?と思う。
 今まで見てきた場合では、高崎さんは別室に連れて行かれ、代わりの先生が授業を進める。30分ほどしたら、泣き疲れてぼろぼろになった高崎さんと三間坂先生が戻っていた。高崎さんは授業が終わるまで、教室の一番後ろのスペースで正座をしているのが流れだった。
 それだけでも十分、敦也にとっては奇妙な出来事で、授業が終わったあと声をかけたことがある。
 まあ、彼女は、キッとかなりきつく敦也を睨むだけで、何も答えてくれなかったが。
 そのときも隣の席の大谷は、反省が足りないんじゃない?と大きな声で言い、三間坂先生に何か告げ口をしていた気がする。高崎さんはもう一度先生に連れて行かれ、その日は教室に戻ってこなかった。
 
 怯える高崎さんは、それでも黒板に手をついて、おずおずとおしりをこちらに向ける。
 短い丈のスカートだから、水色のパンツが見えた。
 白くて柔らかそうな太ももが震えている。

「先生特製の、お仕置きパドルよ。今日はみんなの前で、おしりを丸出しにして、このパドルで100回叩きます。大きな声で一つずつ数を数えなさい。間違えたら、一からやり直しです!」

「……ふざけんなよババァ」

 高崎さんが、震える息と一緒に吐き出したのが聞こえた。
 もちろんそれを三間坂先生が聞き逃すはずも無い。
 すぐさま、ばっ!とスカートが捲り挙げられ、ウエストに裾が挟まれ、パンツが太ももの半ばまでずりおろされた。
 短い悲鳴が教室の色んな所から聞こえた。
 敦也は声が出ない。
 小さな割にむっちりと肉付きのいいおしりと、その割れ目、秘所も見えている。明らかにおかしい。
 ただ、どうしてもすぐに声が出なかった。

「100回で終わると思わない事ね! 先生が反省したと思うまで、何時間でもおしり叩きのお仕置きをします!」

 ぶんっ!
「っつひ……!」
 高崎さんが息を呑むのが聞こえるほど、静かな教室に、
 
ばちいいいいんっ! 「あああああーーーっ!!!!!」

 凄まじい音が響き渡った。
 
バッシイッ!バシイッ!バシイッ!バシイッ!
「きゃうっ!」「ううっ!!!」「あーっ……!!」「ああんんーっ!!!」

 声をこらえきれないのか、恥も外聞も無く高崎が悲鳴をあげる。三間坂先生は彼女の腰を押さえつけ、右腕をしならせて、パドルのようなもので高崎さんのおしりをお仕置きし続けた。最初の2、3発で、あっという間に赤く染め上げられたおしりが、痛みから逃げようとして、右に左に揺れる。
 
「数を数えなさいと言ったのを忘れたの! さあっ! お仕置きです!」
ばちいん!
「ひいいいっー!!! いっ、いちいいいっ!!!」
ばちいん!
「くぅーっ…!」
ばちいんっ!
「さんんっ!!! いやあああーっ!」

ばっちいいいいん!!!ばちいいいいいん!!!ばちいいいん!!!
「ああ゛ーーーーーーっ!!! あーっ!!だめーーーーーーーっ!!!!」

「今のは3じゃなくて2よ! 罰です、これから叩く5回分はカウントしません!」

「いやあっ! やだああっ! ほんと、ほんとにっ!ほんとに、きょーかしょ……っ!!!」

「言い訳しない! こんな悪いおしりは、真っ赤になってもおしりぺんぺんしなくてはいけないの!」

ばしいいいいっ!
ばしいいいいっ!
ばちん、ばんっ、ぱあーんっ!!!

「ぎゃあーーーっ!!!!!」

 高崎さんが膝をついたところで、ようやく敦也は我に返った。
 
「せ、先生ッ!」

 三間坂先生が綺麗な顔をさっとこっちに向ける。敦也は咄嗟に立ち上がっていた。
「神崎君、どうしたの? お手洗いかしら?」
 今行っていることのおかしさから完全に切り離された、「普通の」三間坂先生の問いかけだ。この先生は……いや、この学校の先生達は、今行っていること以外は、とても優秀な先生達なのだ。それはこの短期間でも十分分かった。授業はわかりやすいし、質問にも根気よく、丁寧に答えて、指導してくれる。
 ただ、これはおかしい。

「……転校してきたばかりで、まだこの学校のルールもよく分かりません。でも、高崎さんに今先生がしていることは、暴力だと俺は考えます」

 教室の視線が集まる。
 特に、隣の席から、強烈な眼差しを。

「そうね、神崎君の意見は分かったわ。だけれど、これは、暴力では無くて、正しいお仕置きなの。普段は個別の部屋で、沢山叩いても一番安全なおしりを痛めつけるお仕置きをするのだけれど、反省が見られない場合、今回みたいなケースは、はずかしさと、自分が犯した罪をしっかり自覚させるために、みんなの前でこうしてたっぷりおしりをお仕置きするのよ」

「高崎さんが可哀想です、女の子なのに」

「ジェントルマンね。でも、お仕置きに男女は関係ないわ……。大丈夫、ゆっくりこの学校に慣れていってくれたらいいからね」

 そう言うと、三間坂先生は、わんわんと泣いている高崎さんを立ち上がらせて、お仕置きの体勢をとらせた。
 今度は先生が横に立って、直接腰を抱える格好だ。
 腰を固定された高崎さんは身動きが取れない。パドルの雨が立て続けに降る。

ばーんっ!「ひーっ!!! ごめんなさああああいいいいいっ!!!」
ばちいいん!!「あ゛あ゛ーーーーーーッ!!!!」

 敦也はくらくら目眩がして、椅子に戻る。
 途端、大谷に腕を引っ張られた。
「……神崎君、あんまりああいうこと言うなよ」
「は……?」
「これはみせしめなんだ。高崎さんのためでもあるし、僕らのためでもあるんだよ」
「……わからねぇ。俺は良くないと思う」
「…………そうか」
 大谷はにっこりと笑う。
 背筋に、なにかひやりとしたものが滑ったような、そんな錯覚がした。



 30分ほど経っただろうか。
 高崎さんはもう数を数えることも無く、ただただ、ごめんなさい、ゆるしてください、と繰り返しながら泣いている。
 おしりはもう白いところがないほど真っ赤にはれ上がっているのに、それでも三間坂先生は、まだ反省しているとは思えないわ、と答えるだけだ。
 
 教室の空気も変だ。
 
 男子も女子も、ひそひそ声でささやきあって、笑いをこらえている。
 耳を澄ますと、「調子に乗ってるからだろ」とか「ババアとかいってたのに」とか、高崎さんの味方は居ないようだった。敦也はもうなにも言う気力がなくなってしまって、ただぼんやりと、泣きわめく高崎さんを見つめていた。

 彼女が許されたのは、終業ベルが鳴った10分後だった。

「ア……うっ、はぅ………ふえっ……」
「どうですか? しっかりと反省することが出来たでしょう?」
「ふっ……・ふえっ、ふぇぇ…… ぐ、っ……・ はい………」
「では、みんなが帰るまで、その隅っこで四つん這いになっていなさい。
 みんなにその反省おしりをしっかり見てもらって、大きな声で、ありがとうございます、とお礼を言うのよ!」
「ううーっ……うえええーん………」
「返事をしない子は、廊下で他の先生達にもおしりぺんぺんしてもらうわ!」
「いああああっ……… ひい、ひっぐ、み、みなさん、ひっく、わたしの……ひっく……・」
「わたしの、何!」
「はんせいおしり、を、みてくださ……・うっ……ふぇ……えっ……」

 高崎さんはよろよろと這い、教室の隅、出入り口側のところで、本当に四つん這いになった。
 真っ赤なおしりは湯気さえ出そうだった。

「みんな、今日は授業が出来なかったので、代わりに宿題を出します。
 帰る前に高崎さんの、お仕置きされた恥ずかしい、悪い子の反省おしりをじっくり見て、その感想文を原稿用紙一枚に書いてきなさい。明日の授業の最初に回収します!」

 みんながこらえきれず、笑い出したり、くすくすと肩をふるわせ出すのが悲しい。
 敦也は、最後に教室を出よう、と短くため息をついた。



 高崎は頭と胸を床に付け、おしりがみんなからよく見える体勢を取らされた。
 ひりひり、じんじんと痛む、お仕置きを受けた恥ずかしいおしり。
 おしりも、あそこも、みんなにじろじろとみられている。

「うわあー、すげえ」
「いたそう」
「ざまあ……」

 男子も女子も、この教室には味方がいない。
 みんなで高崎を悪者にする。最初は、こんな風では無かった。普通にみんなと仲良くしていたのに。
 痛みとは違った涙がぽろぽろと流れ出す。

(あの転校生……)

 みんな十分に、視線で高崎をいじめ抜いて少しずつ帰って行った。
 横では三間坂が腕を組んで立っている。

(神崎君、目を付けられなきゃいいけど……)

「先生、高崎さんは、廊下でもっと恥ずかしい思いをするべきです。彼女は、徹底的に反省して、更正させるが僕らクラスメートの役割だと思います」

(……大谷、こいつに)

 高崎は先生に、ほとんど担がれるような格好で廊下に連れ出される。
 その最後に、教室の一番後ろでぼんやりしている、転校生が見えた。

 高崎が家に帰れたのは、すっかり日も暮れた夜の8時で、教室の前を通っていく何人もの生徒、先生に、真っ赤な反省おしりをじろじろと見られたあとだった。



(つづく)

あゆみのお仕置き観察日記(1)

(平成●年◇月◇日 日記帳裏にこの付箋を貼りました。)

 私、天野亜由美は、平成●年●月●日から、とある地方コンビニでアルバイトをしています。
 今年で24になる女で、高校を卒業してから、基本的には水商売で生計をたてており、経済的にも自立しています。質素に生きているので、ささやかながら貯金もしており、生活には困っておりません。懇意にして下さるお客様も何人かいらっしゃいます。
 それでも私が、週に二回は必ず、そのコンビニでアルバイトをしているのには、理由があるのです。
 どうということはありませんが、とても刺激的な、それでいてストレス発散になる場所なのです。
 この刺激的な日々は、何度でも思い返したい。
 ですから、こうして日記として、気ままに書き綴っていこうと思います。


●年●月□日

 今日、店に来たK様はご夫婦でEコンビニのオーナーをなさっているそうだ。Eコンビニ、なんていうけれど、全国展開なんかしていない、超ローカルな、商店に毛が生えたくらいの小さなお店だ。裏に雑木林のある、ちょっと暗いあの土地にひっそりと建っている。人通りだって、一日に一人や二人しかいないのに、どうしてあのお店はつぶれないのだろうとずっと思っていた。
 さすがにそんなに失礼なことは直接聞けなかったが、顔に出てしまったのだろう。
 K様はビールを沢山お召しになった赤ら顔で仰った。
「おれのとこのはよ、根性の曲がった小娘達をお仕置きするところなんだ」
 K様の容貌は、正直なところ冴えないオッサンといったところで、頭はバーコードだし、目は死んでいるし、体つきも、特に太ってこそいないがたるんでいる。この世を斜からみることに慣れ、それでも、暗い楽しみがあるから生きているといった感じの、強烈な性欲の持ち主だと私は見抜いていた。K様の奥様の容姿も、覚えている限りぱっとしない。痩せていて、意地悪そうで、でも、夫と同じような強い性欲を持っているのが分かる。
 同じ種類の人間の瞳とはよくわかるものだ。
「お仕置きって?」
 私が聞くと、K様はちょっと耳を貸せ、と人差し指をくいくいとした。
 そんなに心配しなくても、ここはボックス席なのに、と私は思ったけれど、その囁かれる内容がどうしてもしりたくて、ついつい近寄ってしまった。スケベなお客だと、ここでキスをしたり、おっぱいを触ったりするものだけど、K様は本当に秘密を耳打ちしてくれた。

「お仕置きって言ったら、決まってるべや。おしりぺんぺんだよ」
「おしりぺんぺん?」
「ケツ丸出しにさせて、おれの膝の上で100叩きよ。もう根性悪の小娘どもは、これで毎日ヒイヒイ泣いてるんだ」
「それ、興味ある」

 K様はにやっと笑って、じゃあ、おれのとこのコンビニにバイトしにこい。ちゃんと給料もやるし、制服も貸す。まずは週に二回、明日の17時に裏口から入れ、と仰った。
 私はその唐突な誘いに少し面食らったが、言われたとおり、行くことにした。


●年●月●日

 昨日言われたとおり、17時にEコンビニへ行くと、K様と奥様が出迎えて下さった。30分ほど雑談混じりに、雇用の内容や、給与のお話しを頂いた。
 お仕事の内容は?と尋ねると、事務室の掃除をしているだけでいい、あとは、本を読んだり、好きにしていて構わない、ということだった。渡された書面にもきちんとそう書いてあった。
 その代わり、とK様は続けた。
 ちょっと特別な仕事を任せることもある。とりあえず、悪いようにはしないから、おれが言うとおりにしてくれたら良い。とのことだった。
 私は、特に反論したり疑問を口に出しても仕方ないし、これは遊びのようなものだから、という奥様の言葉もあって、頷くだけにとどめた。
 この日は、20時まで勤務してくれ、と言われた。

「その、ここって、お仕置きをするところだと伺いましたけれど」

 どうしてもこれだけは聞きたかったので尋ねると、奥様は、ほほほ、と笑った。

「そうよ。このお店で万引きをしたり、素行が不良な娘を、おしりをたたいて反省させるの」
「もう一時間もすれば、お仕置きが見れるから、ま、好きに過ごしててくれや」

 K様と奥様は暗く笑って、それぞれのお仕事へ戻られた。
 K様はパソコン画面に向かい、奥様はレジへ行った。
 私は言われたとおり、ソファに座り、もってきた漫画を読むことで時間を潰したのだった。

 18時を10分ほど過ぎた時、事務室のドアが開いた。
 入ってきたのは奥様と、背の低い割には胸とおしりの大きい少女だった。かわいいが生意気そうで、眦はきつい。金色に染めた髪は、項を隠すくらいの長さだった。
 私はその少女に見覚えがあった。クミコだ。確か、高校二年生だったとおもう。万引きやはげしいいじめ、素行不良はこの狭い田舎ではあっという間に広がる。
 そのクミコが、なぜここにいるのか、私は咄嗟には理解できなかった。

「なんだ、クミコ、てめえ、何しに来た」

 K様がすごむと、クミコはちょっとびくっとして、その場に正座する。奥様が背後で腕を組み、少女を見下ろしていた。
 私は一人ソファの上で、その様子を眺めていた。
 クミコが、つんとした唇をわななかせていった言葉、これは絶対に忘れないと思う。

「オーナー、悪い子のクミコに、おしりぺんぺんのおしおきをして下さい……」

 眉をしかめて、屈辱にまみれた表情だったが、驚くべき事にクミコはそのまま土下座をした。
 K様はそのクミコの金色の頭を踏みつけて、ふん、と鼻で笑った。

「どうして、おしりぺんぺんをされるのか、言ってみろや」
「クミコは、オーナーと奥様の、お店の、大切な商品を、万引きしたからです……」
「そのとおりだ。てめえは、何回おしりをおしおきされればいいのか、言ってみろ」
「100回でも足りません……どうぞ、悪いクミコのおしりをお仕置きして、反省させて下さい……」
「二度としないようにが抜けてるじゃねえか! てめえ、反省していないなっ!!」

 K様は突然烈火のごとく怒りだした。
 その怒りようと言ったらまるで狂気で、クミコは短く悲鳴をあげ、更に頭を低くしたが、遅かった。
 K様はクミコの胸ぐらを掴んでたたせ、ばちんっ!ばちんっ!と往復ビンタをぶちかます。
 可愛い顔が、たった二発で赤く染まったのに興奮した。
 続けて、K様はクミコを膝の上にのせ、スカートを捲りあげた。
 まるいおしり側に奥様がまわって、パンツを脱がせる。

「いやぁぁっ……許して、許して下さい」
「だめだ! さあ、今日もぶちのめしてやる。しっかり反省するんだ」
「ひいいいいっ!! やだああああっ!!」

 K様はびゅうん、と腕をしならせて、クミコの丸出しのおしりをお仕置きし始めた。
 厳しいおしり叩きのお仕置きに、クミコはひいひいと泣き出す。
 白くて、年の割にはエッチな形をしたおしりの両方の山が、平手で叩かれる度にぷるん、ぷるん、と揺れた。
 あっという間に真っ赤に腫れ上がって、私はすごくどきどきした。

 ばちんっ!ばちんっ!ぱああん!ばちんっ!ぱああんっ、ぱああんっ、ぱああんっ……
「いいっ……ああ、ああ……オーナー、許して下さい……」
 びしいっ!びしいっ!ばちんっ!
「ああっ! いたい、いたいよぉっ……」

 その割に、クミコは内股の体勢で、おまんこを濡らしているのがよく見える。
 K様は丁度300回のおしりぺんぺんをすると、奥様に目配せした。
 奥様は真っ赤っかになったクミコの反省おしりを左右にぐっと押し開いた。
 アナルと、ぬるぬる、てらてらしたいやらしいおまんこがはっきり見えた。

「クミコ、てめえ、これはどういうことだ? ああ? 見られたから興奮したのかっ」
ばしっ!
「ひっ、そ、そうです……クミコは、おしりぺんぺんを見られて、おまんこ汁をたらしています……」
ぱあんっ!
「よし、そうだ。おまえははずかしい、いやらしい小娘だ。そのまま床に四つん這いになれ」

 クミコはひいっ、ひいっ、と泣きながら、真っ赤なおしりを突き出して、床に四つん這いになった。
 丁度、私におしりを差し出す感じだった。
 真っ赤で、びちょびちょにぬれてて、ふるふる震えていた。

「20時まで、その体勢で反省していなさい。それでもまだおまんこ汁を垂らしていたら、裸でレジ打ちをさせますからね!」
「は、はいっ……」

 奥様は厳しく仰って、レジへ戻っていった。
 K様はちらりと私を見て、陰惨に唇を歪める。
 ああ、こういうことね、と私は嫌に冷静に、腫れ上がった反省おしりを見下しながらそう思った。



(つづく)

Appendix

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momo sayu

Author:momo sayu
M/f F/f のスパンキング小説を書いています!(ノ*'ω'*)ノ
ときどきイラストも載せる予定です
二次創作も少しずつ作成していこうと思います!

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